肩こり・腰痛・頭痛…
皆さん1度は経験あるかと思います。
痛みの役割として身体のSOSには変わりないのですが
痛みには種類があります。
ざっくりと分けて”炎症”による痛みと血液不足による”酸欠”での痛み
の2つに分けられます。
肩こりなどの痛みは後者の酸欠による痛みになります。
まず”血液不足による”というところからお話いたします。
人間には60兆個(諸説ありますが)もの細胞があり、それら全てに栄養と酸素を届け、細胞から排出された二酸化炭素や老廃物を回収しているのが血液です。
(人間は鼻や口からだけでなく、身体の内側でも呼吸をしているのです!)
血液は身体の中で走るトラックのようなものなのです。
さて、これら細胞への栄養を届けるためのトラック=血液がなくなってしまったらどうでしょうか?
細胞は栄養を受け取ることもできず、老廃物を吐き出すこともできない…
そうなれば「血液がありません!届けてください!」と細胞からSOSが来るのも当然ですね。
そのSOSこそ痛みなのです。
感じる側としては痛みは辛いですし、大事な日なのに休んでられない!でも動けない…なんてこともあり、痛みなんて感じなくていいのに…と思うことでしょう。
でも痛みは不要なものではなく、身体からのSOSをキャッチする唯一の手段なのです。
しかしそのSOSをキャッチしたものの、対処法を間違える、または無視する。なんてことをしたら、それこそ痛みは”ただ苦しいもの”になってしまいます。
解決策は血液がなくて、痛みが出ているなら血液を届けてあげればいい!という単純なものです。
さてここでようやく鍼灸の出番です。
鍼灸には血管拡張作用というのがあります。
鍼灸刺激が血管を広げ、血液をそこに呼び込んでくれるのです。
だから痛み治療には鍼灸が効果的なのです。
痛み止めは、痛みを感知する場所に成分が届き、脳に痛いという信号を届かなくさせるのが目的です。ですから当然原因が取り除かれた訳ではありません。SOS信号が届かないなら、届くまで細胞は発信し続けます。
大事な用があり、今この場をなんとかしなければ…。そんな日はお薬に頼ってしまうかもしれません。
ですが、身体からのSOSは決して無視しないでください。
人間の身体は優秀が故、どこかが調子悪ければ、どこかで補おうとしてくれます。
そこでまた別の問題が起き、気づいた時には1年中どこか調子が悪い。という風になってしまいます。
そうなる前に身体のメンテナンスを行ってください。
身体が健康でなければ心は健康でいられません。
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お待ちしております。