これは以前私のInstagramのアカウントで載せたものなのですが
呼吸が浅い患者さんを多くみていて、ふと読んでもらいたくなる記事でしたので、少し手直しをし、こちらのブログでも掲載したいと思います。
東洋医学でいう「気」
「気が滞ってますね」と聞くと、
にわかに胡散臭さが漂いますが。(私は鳥山明先生作の大好きな漫画の影響で。)
でも「気」とは、実は身近なものです。
その証拠に
「病は気から」
「気の持ちよう」
「気が沈む」
「気が利く」
「気まずい」
どれも聞いたことのある言葉で
全然スピリチュアルに聞こえませんよね。
私も含め、皆さんは知らない間に目には見えない
「気」という存在を感じて
その「気」を読み取りながら過ごしています。
まさに空気を読む
ピリピリとした空気の中、息苦しさを感じたことはありませんか?
気まずい人と二人きりの時、呼吸は浅くなっていませんか?
読んだ「気」は吐き出してあげないと身体中に溜まるんだと、最近実感します。
目には見えないけど、確実に「気」という何かが溜まります。
自分の中にモヤモヤとどうしようもなく溜まってしまった時
「はぁ、、、」
と、ついため息をつきたくなるものです。
「幸せが逃げる!」とため息を我慢する人もいますが
そんなことで幸せは逃げません。
コップいっぱい、あと一滴でも水を注がれたら溢れてしまうほど溜まったモヤモヤを、日本人は出そうとしません。
ぐ、と堪えて飲み込む人が多いです。
その飲み込んで溜まった「気」はお腹の硬さにあらわれます。
私の施術を受けてくださった方は、お分かりかと思いますが
私はいつも呼吸を大事にしています。
最初カチカチだったお腹も、うまく「気」を吐き出して巡らせてあげると
柔らかくなり、身体も軽くなったと実感していただけるでしょう。
呼吸で大事なのは吸うことではなく、吐くことです。
満員電車の中、降りる人を待たず乗ることはできませんよね?
それと同じです。
息が吸いづらい、、そんな時は
「はぁぁぁ、、、」とながーく息を吐いてみてください。
絞り出すように強く吐くのではなく、
吐く度に肩の力を抜くように。
声に出してもいいです。
「ため息」がダメなら「深呼吸」と名前を変えて。
いわゆる、
「滞ってる気」を全て出すことから
不調の改善は始まります。